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NFE(4)
NFE(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual NFE(4)

名称

nfeNVIDIA nForce MCP Ethernet ドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device miibus
device nfe

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_nfe_load="YES"

解説

nfe ドライバは、 nForce, nForce 2, nForce 3, CK804, MCP04, MCP51, MCP55, MCP61, MCP65, MCP67, MCP73, MCP77 と MCP79 イーサネットコントローラチップのような、 NVIDIA nForce Media と Communications Processors (MCP) に基づく PCI イーサネットアダプタをサポートします。

サポートされている機能は、(提供されたハードウェアサポート) を含みます:

  • Receive/Transmit IP/TCP/UDP checksum offload
  • Hardware VLAN tag insertion/stripping
  • TCP segmentation offload (TSO)
  • MSI/MSI-X
  • ジャンボフレーム

ジャンボフレームのサポートは、インタフェース MTU 設定によって提供されます。 ifconfig(8) ユーティリティで 1500 バイトより大きい MTU の設定は、ジャンボフレームを受信し送信するためのアダプタを設定します。

nfe ドライバは、次のメディアタイプをサポートします:

autoselect
メディアタイプとオプションの自動選択を有効にします。
10baseT/UTP
10Mbps オペレーションを設定します。
100baseTX
100Mbps (ファーストイーサネット) オペレーションを設定します。
1000baseT
1000Mbps (ギガビットイーサネット) オペレーションを設定します (最近のモデルのみ)。

nfe ドライバは、次のメディアオプションをサポートします:

half-duplex
半二重オペレーションを強制的に設定します。
full-duplex
全二重オペレーションを強制的に設定します。

このデバイスの設定についてのより詳しい情報については、 ifconfig(8) を参照してください。

ハードウェア

nfe ドライバは、次の NVIDIA MCP オンボードアダプタをサポートします:

  • NVIDIA nForce MCP Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP04 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce 430 MCP12 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce 430 MCP13 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP51 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP55 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP61 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP65 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP67 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP73 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP77 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce MCP79 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce2 MCP2 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce2 400 MCP4 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce2 400 MCP5 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce3 MCP3 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce3 250 MCP6 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce3 MCP7 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce4 CK804 MCP8 Networking Adapter
  • NVIDIA nForce4 CK804 MCP9 Networking Adapter

ローダ調整変数

ローダ調整変数は、カーネルをブートする前に loader(8) のプロンプトで設定するか loader.conf(5) に格納することで設定できます。
hw.nfe.msi_disable
MSI サポートがドライバで有効にされるかどうか。デフォルト値は、0 です。
hw.nfe.msix_disable
MSI-X サポートがドライバで有効にされるかどうか。デフォルト値は、0 です。

SYSCTL 変数

nfe の振る舞いを変更するか、またはモニタするために、次の sysctl(8) 変数を使用することができます。
dev.nfe.%d.process_limit
タスクキューで再スケジュールする前にイベントループで処理される Rx イベントの最大数。受け付けられる範囲は、50 から 255 で、デフォルト値は、192 です。インタフェースは、変更タスクが生じる前に、停止させて再び起動する必要はありません。

歴史

nfe デバイスドライバは、 OpenBSD 3.9 ではじめて登場し、次に FreeBSD 7.0 で登場しました。

作者

nfe ドライバは、 Jonathan Gray <jsg@openbsd.org>と Damien Bergamini <damien@openbsd.org>によって書かれました。 nfe ドライバは、 Shigeaki Tagashira <shigeaki@se.hiroshima-u.ac.jp>によって FreeBSD に移植されました。
January 15, 2011 FreeBSD