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MALO(4)
MALO(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual MALO(4)

名称

maloMarvell Libertas IEEE 802.11b/g 無線ネットワークドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device malo
device pci
device wlan
device firmware

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_malo_load="YES"

解説

malo ドライバは、Marvell Libertas 88W8335 ベースの PCI と Cardbus ネットワークアダプタのサポートを行います。 malo は、 stationmonitor モード操作をサポートします。いつでも、1 つの仮想インタフェースだけを設定することができます。このデバイスを設定する詳細については、 ifconfig(8) を参照してください。

このドライバは、動作する前にインストールされる malofw ファームウェアカーネルモジュールを必要とします。ファームウェアファイルは、公的に利用可能ではありません。次でファームウェアのポート (ports) を見つけることができます:

http://weongyo.org/project/malo/malo-firmware-1.4.tar.gz

アーカイブを抽出することによって、ファームウェアカーネルモジュールをインストールでき、 malo-firmware-1.4 ディレクトリで‘ make install clean’を実行します。

ハードウェア

次のカードは、 malo ドライバによってサポートされたものです:
カード チップ バス 規格
Netgear WG311v3 88W8335 PCI b/g
Tenda TWL542P 88W8335 PCI b/g
U-Khan UW-2054i 88W8335 PCI b/g

使用例

既存の BSS ネットワークに結合します (すなわち、アクセスポイントへの接続):

ifconfig wlan create wlandev iwn0 inet 192.168.0.20 \ 
    netmask 0xffffff00

ネットワーク名“ my_net”で特定の BSS ネットワークに結合します:

ifconfig wlan create wlandev malo0 ssid my_net up

64 ビットの WEP 暗号化で特定の BSS ネットワークに結合します:

ifconfig wlan create wlandev iwn0 ssid my_net \ 
 wepmode on wepkey 0x1234567890 weptxkey 1 up

歴史

malo デバイスドライバは FreeBSD 7.1 ではじめて登場しました。
October 21, 2009 FreeBSD