LGE(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | LGE(4) |
名称
lge — Level 1 LXT1001 NetCellerator PCI ギガビットイーサネットアダプタドライバ書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:
device miibus
device lge
device lge
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:
if_lge_load="YES"
解説
lge ドライバは、Level 1 LXT1001 NetCellerator ギガビットイーサネットコントローラチップに基づく様々な NIC のサポートを行ないます。LXT1001 は 10/100/1000 銅線の PHY とともに使用するためにファイバ PHY と GMII ポートもサポートしますが、しかしながら、この機能を使用する NIC は現在市販されていません。
64 ビットのマルチキャストハッシュフィルタと同様に LXT1001 は、受信のための TCP/IP チェックサムオフロードと VLAN ベースのフィルタリングをサポートします。また、それはジャンボフレーム (jumbo frame) をサポートします。それはインタフェース MTU 設定によってフレームを設定できます。 ifconfig(8) ユーティリティによって 1500 バイトより大きい MTU の設定は、ジャンボフレームを受信して送信するアダプタを設定します。ジャンボフレームを使用することはファイル転送やデータストリーミングのような、タスクの性能を大いに向上させることができます。
lge ドライバは次のメディアタイプをサポートします:
- autoselect
- メディアタイプとオプションの自動選択を有効にします。ユーザは、 rc.conf(5) にメディアオプションを加えることによって、手動で自動選択モードを無効にできます。
- 1000baseSX
- 光ファイバケーブル上の 1000baseSX オペレーションを設定します。 全二重 と 半二重 モードの両方がサポートされます。
lge ドライバは次のメディアオプションをサポートします:
- full-duplex
- 全二重オペレーションを強制的に設定します。
- half-duplex
- 半二重オペレーションを強制的に設定します。
このデバイスの設定についての詳しい情報に関しては、 ifconfig(8) を参照してください。
ハードウェア
lge ドライバによってサポートされたアダプタは次を含みます:
- SMC TigerCard 1000 (SMC9462SX)
- D-Link DGE-500SX
診断
- lge%d: couldn't map memory
- 致命的な初期化エラーが発生しました。
- lge%d: couldn't map ports
- 致命的な初期化エラーが発生しました。
- lge%d: couldn't map interrupt
- 致命的な初期化エラーが発生しました。
- lge%d: no memory for softc struct!
- ドライバは初期化の間、デバイス毎のインスタンス情報のためのメモリの割り付けに失敗しました。
- lge%d: failed to enable memory mapping!
- ドライバは PCI 共有メモリマッピングの初期化に失敗しました。カードがバスマスタスロットにないなら、これは起こるかもしれません。
- lge%d: no memory for jumbo buffers!
- ドライバは初期化の間、ジャンボフレームのためのメモリの割り付けに失敗しました。
- lge%d: watchdog timeout
- デバイスはネットワークに応答することを停止しているか、またはネットワーク接続 (ケーブル) に問題があります。
関連項目
arp(4), miibus(4), netintro(4), ng_ether(4), ifconfig(8) Level 1 LXT1001 Programming Manual, http://www.FreeBSD.org/~wpaul/Level1/LXT1001SRM.pdf.歴史
lge デバイスドライバは、 FreeBSD 4.4 ではじめて登場しました。作者
lge ドライバは、 <william.paul@windriver.com>によって書かれました。July 16, 2005 | FreeBSD |