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CUE(4)
CUE(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual CUE(4)

名称

cueCATC USB-EL1210A USB イーサネットドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device uhci
device ohci
device usb
device cue

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_cue_load="YES"

解説

cue ドライバは、 Computer Access Technology Corporation の USB-EL1210A チップセットに基づいた USB イーサネットアダプタのサポートを行ないます。

USB-EL1210A は 512 ビットのマルチキャストハッシュフィルタ、ステーションアドレスへの単一の最適なフィルタエントリと無差別モードをサポートします。パケットは個別の USB バルク転送終了点間で受信され送信されます。

CATC チップセットは 10Mbps 半二重のモードのみをサポートします。したがって、選択する ifmedia(4) モードはありません。

このデバイスの設定についてより詳細には、 ifconfig(8) を参照してください。

ハードウェア

cue ドライバは、次を含む CATC USB-EL1210A のベースの USB イーサネットアダプタをサポートします:

  • Belkin F5U011/F5U111
  • CATC Netmate
  • CATC Netmate II
  • SmartBridges SmartLink

診断

cue%d: watchdog timeout
パケットは送信のためにキューに入れられ、送信コマンドが発行されます。しかしながら、タイムアウトが終了する前に、デバイスは送信の肯定応答を失敗します。
cue%d: no memory for rx list
ドライバは受信リングのための mbuf の割り付けに失敗しました。

歴史

cue デバイスドライバは、 FreeBSD 4.0 ではじめて登場しました。

作者

cue ドライバは、 Bill Paul <wpaul@ee.columbia.edu>によって書かれました。
July 16, 2005 FreeBSD