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CAS(4)
CAS(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual CAS(4)

名称

casSun Cassini/Cassini+ と National Semiconductor DP83065 Saturn ギガビットイーサネットドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device miibus
device cas

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_cas_load="YES"

解説

cas ドライバは、Sun UltraSPARC マシンとアドオンカードとして搭載されたものに見つかる Sun Cassini/Cassini+ と Semiconductor DP83065 Saturn のサポートを行います。

cas ドライバによってサポートされるすべてのコントローラには、受信と送信の両方のための TCP/UDP チェックサムオフロード機能、 vlan(4) のための拡張フレームの受信と転送のサポート、と 512 ビットのマルチキャストハッシュフィルタと同様に割り込み合体/モデレーションメカニズムのサポートがあります。

また、 cas ドライバは、インタフェース MTU の設定によって設定でる、 (最大 9022 バイトの) Jumbo Frame をサポートします。 ifconfig(8) ユーティリティで 1500 バイトより大きい MTU の設定で、 Jumbo Frame を受信して、送信するアダプタを設定します。

ハードウェア

cas ドライバによってサポートされるチップは、次の通りです:

  • National Semiconductor DP83065 Saturn ギガビットイーサネット
  • Sun Cassini ギガビットイーサネット
  • Sun Cassini+ ギガビットイーサネット

次のアドオンカードが、現在 cas ドライバで動作することが知られています:

  • Sun GigaSwift Ethernet 1.0 MMF (Cassini Kuheen) (part no. 501-5524)
  • Sun GigaSwift Ethernet 1.0 UTP (Cassini) (part no. 501-5902)
  • Sun GigaSwift Ethernet UTP (GCS) (part no. 501-6719)
  • Sun Quad GigaSwift Ethernet UTP (QGE) (part no. 501-6522)
  • Sun Quad GigaSwift Ethernet PCI-X (QGE-X) (part no. 501-6738)

sparc64 で、 cas ドライバは、 setenv コマンドを使用するか、または eeprom(8) によって、Open Firmware ブートで設定できる local-mac-address? システム設定変数を順守します。“ false” (デフォルト) に設定されるなら、 cas ドライバは、デバイスのすべてのために、システムのデフォルト MAC アドレスを使用します。“ true”に設定されるなら、システムのデフォルト MAC アドレスでなく、存在しているなら、各インタフェースのユニークな MAC アドレスが使用されます。

それら自体の MAC アドレスがあるサポートされるインタフェースは、 2 つ以上のイーサネットインタフェースとすべてのアドオンカードを備えているボードの搭載バージョンを含んでいます。

歴史

cas デバイスドライバは、 FreeBSD 8.0FreeBSD 7.3 で登場しました。 OpenBSD 4.1 ではじめて登場した cas ドライバにちなんで名前つけられ、コントローラの同じセットをサポートしますが、その他は、関係ありません。

作者

cas ドライバは、 gem(4) ドライバに基づいて、 Marius Strobl <marius@FreeBSD.org>によって書かれました。
March 24, 2012 FreeBSD