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FFCLOCK(4)
FFCLOCK(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual FFCLOCK(4)

名称

FFCLOCKフィードフォワード (feed-forward) システムクロック

書式

options FFCLOCK

解説

ntpd(8) デーモンは、システムクロックの設計に影響を与える、長年システムクロック同期のための主要な解決策でした。 ntpd デーモンは、普通に使用される場合に下手に実行する実証されたフィードバック制御アルゴリズムを実装しています。

フィードフォワードクロック同期アルゴリズムは、非常に強固で正確なクロック同期を提供するために示されている FFCLOCK カーネルサポートと協調して、適切なデーモンによって実装されました。計時管理に加えて、 FFCLOCK カーネルメカニズムは、新しいタイムスタンプのケーパビリティと特化したクロックを使用する能力を提供しています。また、フィードフォワード同期は、ゲストの時間管理のオーバヘッドを縮小し、ゲストが存続する移行の間にシステムクロックの継続する順調な操作を保証して、仮想化された環境のためにたいへんよく適しています。

FFCLOCK カーネルサポートは、フィードフォワード同期デーモンをサポートするためにカーネルとシステムコール内のフィードフォワードのタイムスタンプ関数を提供しています ( ffclock(2) 参照)。

カーネルオプション

次のカーネル設定オプションが FFCLOCK に関連しています:

FFCLOCK
フィードフォワードクロックのサポートを有効にします。

設定

フィードフォワードクロックのサポートがカーネルにコンパイルされるとき、複数のシステムクロックは、選択するために利用可能となります。システムクロック設定は、次の変数を提供する kern.sysclock sysctl(8) ツリーによって指定できます:
kern.sysclock.active
サービス中である現在のアクティブなシステムクロックの名前。デフォルトのアクティブなシステムクロックを変更するために kern.sysclock.available の名前の 1 つを設定します。
kern.sysclock.available
利用可能なシステムクロック (読み込み専用) の名前をリストします。

フィードフォワードのシステムクロックの設定は、次の変数を提供する kern.sysclock.ffclock sysctl ツリーによって指定できます:

kern.sysclock.ffclock.version
フィードフォワードクロックのカーネルバージョン (読み込み専用)。
kern.sysclock.ffclock.ffcounter_bypass
フィードフォワードカウンタとして信頼できるハードウェアタイムカウンタを使用します。 xen(4) のように仮想化された環境のために最終的には役立ちますが、現在は、何も行いません。

歴史

フィードフォワードクロックのサポートは、 FreeBSD 10.0 ではじめて登場しました。

作者

フィードフォワードクロックのサポートは、 FreeBSD 財団の資金提供の下で University of Melbourne にて Darryl Veitch <dveitch@unimelb.edu.au>と共同して Julien Ridoux <jridoux@unimelb.edu.au>によって書かれました。

このマニュアルページは、 Julien Ridoux <jridoux@unimelb.edu.au>と Lawrence Stewart <lstewart@FreeBSD.org>によって書かれました。

December 1, 2011 FreeBSD