EPAIR(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | EPAIR(4) |
名称
epair — 1 組の仮想の逆並列 (back-to-back) 接続されたイーサネットインタフェース書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:
device epair
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:
if_epair_load="YES"
解説
epair は、仮想のクロスオーバケーブルで逆並列 (back-to-back) に接続される 1 組のイーサネットに似たソフトウェアインタフェースです。各 epair インタフェースの組は、インタフェースクローニングを使用して実行時に作成されます。これは、 ifconfig(8) create コマンドか、または rc.conf(5) の cloned_interfaces を使用して最も簡単に行われます。クローニングの間に、利用者が epair または epair<n> のいずれかをのみを与えるなら、 epair の組は、 epair<n>[ab] のように名前が付けられます。これは、最初の epair インタフェースの名前が epair0a と epair0b になることを意味します。
他のあらゆるイーサネットインタフェースのように、 epair は、ネットワークアドレスを必要とします。各 epair は、デフォルトで 1 つのネットワークスタックの中でユニークになるように保証される、局所的に管理されたアドレスに割り当てられます。デフォルトアドレスを変更するためには、SIOCSIFADDR ioctl(2) または ifconfig(8) ユーティリティを使用することができます。
基本的な意味は、2 つの仮想ネットワークスタックインスタンスの間に接続性を提供することです。また、 if_bridge(4) に接続されるとき、インタフェースの組の一方の端を別の (仮想) LAN の一部とすることができます。他のすべてのイーサネットインタフェースと同様に、その上に vlan(4) サポートを設定することができます。
歴史
epair インタフェースは、 FreeBSD 8.0 ではじめて登場しました。作者
epair インタフェースは、FreeBSD 基金の財政援助の元に によって書かれました。July 26, 2009 | FreeBSD |