EHCI(4) |
FreeBSD Kernel Interfaces Manual |
EHCI(4) |
名称
ehci —
USB 強化ホスト制御ドライバ
書式
device ehci
解説
ehci ドライバは、 USB 2.0 コントローラによって使用される、 USB Enhanced Host Controller Interface (強化ホスト制御インタフェース) のサポートを行います。
EHCI コントローラはそれらが USB 2.0 プロトコルを扱うことができるだけである点で風変わりです。これは、通常、1 つ以上の USB 1.x デバイスを取り扱う仲間のコントローラ (すなわち、 ohci(4) または uhci(4)) があることを意味します。その結果としてそれぞれの USB コネクタは、電気的に 2 台の USB コントローラに接続されます。この取り扱いは完全に自動ですが、同じコネクタにプラグを差し込まれた USB 1.x と USB 2.0 デバイスは異なった USB バスに接続するように見えるので、気付くことができます。
歴史
ehci デバイスドライバは、
FreeBSD 5.1 ではじめて登場しました。
ローダ調整変数
カーネルがオプション
options USB_DEBUG でコンパイルされているとき、
ehci の振る舞いに影響するいくつかの調整変数が利用可能になります。カーネルをブートする前の
loader(8) プロンプトで、または
loader.conf(5) に格納して、これらの調整変数を設定することができます。
-
hw.usb.ehci.lostintrbug
-
この調整変数は、失われた割り込みクワーク (lost interrupt quirk) を有効にします。デフォルト値は、0 (off) です。
-
hw.usb.ehci.iaadbug
-
この調整変数は、EHCI ドアベルクワーク (doorbell quirk) を有効にします。デフォルト値は、0 (off) です。
-
hw.usb.ehci.no_hs
-
この調整変数は、HIGH-スピードのようなものアタッチする USB デバイスを無効にし、強制的にすべてのアタッチされたデバイスを FULL- または LOW- スピードのコンパニオンコントローラにアタッチさせます。デフォルト値は、0 (off) です。