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DUMMYNET(4)
DUMMYNET(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual DUMMYNET(4)

名称

dummynetトラフィック整形器、帯域幅マネージャと遅延エミュレータ

解説

dummynet システム機能は、帯域幅とキューサイズの制限を適応する、異なるスケジューリングとキュー管理ポリシを実装する、そして遅延と損失をエミュレートすることによって、様々なネットワークインタフェースを経由してトラフィックの制御を可能にします。

dummynet のためのユーザインタフェースは ipfw(8) ユーティリティによって実装されるので、 dummynet ケーパビリティとそれの使用方法に関する完全な解説については ipfw(8) マニュアルページを参照しでください。

カーネルのオプション

カーネル設定ファイルの次のオプションは、 dummynet 操作と関連しています:

IPFIREWALL
( dummynet のために必要な) ipfirewall を有効にします。
IPFIREWALL_VERBOSE
ファイアウォールの出力を有効にします。
IPFIREWALL_VERBOSE_LIMIT
ファイアウォールの出力を制限します。
DUMMYNET
dummynet 操作を有効にします。
HZ
タイマの精度を設定します。

一般的に、次のオプションが要求されます:

options IPFIREWALL 
options DUMMYNET 
options HZ=1000  # 強く推薦されます

さらに、すべての設定されたパイプの帯域幅遅延の積とキューサイズの合計によっては、 (ネットワークパケットを格納するために使用された) mbuf クラスタの数を増加させた方が良いかもしれません。さらに、よければ、帯域幅遅延の生成物の合計とすべての設定されたパイプのキューサイズにしたがって (ネットワークパケットを格納するために使用される) mbuf クラスタの数を増加してください。

歴史

dummynet 機能は、ACM Computer Communication Review, 97 年 1 月発行に記述されているように、 Luigi Rizzo <luigi@iet.unipi.it>によって TCP 輻輳制御のための試験ツールとして最初に実装されました。その後、 ipfw(4) パケットフィルタと統合されている IP とブリッジレベルで動作するように修正され、複数のキューとスケジューリングポリシをサポートするために拡張されました。
October 28, 2002 FreeBSD