EN JA
CRYPTO(4)
CRYPTO(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual CRYPTO(4)

名称

crypto, cryptodevハードウェア暗号アクセスドライバ

書式

device crypto
device cryptodev

解説

crypto ドライバは、カーネルにおいて暗号操作をサポートするためにデバイス独立のフレームワークを提供します。 cryptodev ドライバは、 /dev/crypto デバイスを通してこのサポートへのユーザランドアプリケーションのアクセスを提供します。このノードは、 ioctl(2) に基づいたモデルで主に動作し、様々なアプリケーションがデバイス能力を問い合わせる、トランザクション (取引処理) を提起し、結果を取得することを許可します。

count が仕様で与えられて、0 を越えるものである場合、最大の 1 つの crypto デバイスが作成されます。

次の ioctl(2) 呼び出しが crypto デバイスにのみ適応します:

CIOCGSESSION
新しいタイプのオペレーションのための新しい crypto (暗号) セッションをセットアップ (設定) します。
CIOCFSESSION
以前に確立しているセッションを解放します。
CIOCCRYPT
前のセットアップ (設定) セッションに対して 1 つの crypto (暗号) オペレーションを実行します。

特徴

存在しているハードウェアによって、次の対称と非対称の暗号機能が、 /dev/crypto から潜在的に利用可能です:

CRYPTO_DES_CBC
CRYPTO_3DES_CBC
CRYPTO_BLF_CBC
CRYPTO_CAMELLIA_CBC
CRYPTO_CAST_CBC
CRYPTO_SKIPJACK_CBC
CRYPTO_MD5_HMAC
CRYPTO_SHA1_HMAC
CRYPTO_RIPEMD160_HMAC
CRYPTO_MD5_KPDK
CRYPTO_SHA1_KPDK
CRYPTO_AES_CBC
CRYPTO_ARC4
CRYPTO_MD5
CRYPTO_SHA1
CRK_MOD_EXP
CRK_MOD_EXP_CRT
CRK_DSA_SIGN
CRK_DSA_VERIFY
CRK_DH_COMPUTE_KEY

関連ファイル

/dev/crypto
暗号アクセスデバイス

歴史

crypto ドライバは、 OpenBSD 3.0 ではじめて登場しました。 crypto ドライバは、 FreeBSD 5.0 に取り込まれました。
September 7, 2010 FreeBSD