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CC_HTCP(4)
CC_HTCP(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual CC_HTCP(4)

名称

cc_htcpH-TCP 輻輳制御アルゴリズム

解説

H-TCP 輻輳制御アルゴリズムは、速くて長距離のネットワークで増強されたスループットを提供するように設計されました。それは、NewReno が適切に動作できる低い速度の状況で古い NewReno TCP と競争しているとき、公平さを維持することを試みます。

輻輳ウィンドウは、最後の輻輳イベント以来の経過した時間の関数として増加されます。ウィンドウの増加アルゴリズムは、輻輳イベント混の後に最初の 2 番目のための NewReno のように操作し、次に二次増加関数に基づく高速モードにスイッチします。

実装は、クリーンルームの方法で行われ、下記の 関連項目 セッションで参照されるインターネットドラフト (Internet Draft) と他の文書に基づいています。

MIB 変数

アルゴリズムは、 sysctl(3) MIB の net.inet.tcp.cc.htcp ブランチで次の調整変数を公開します:
adaptive_backoff
輻輳復旧エピソードの間にネットワークキューを保持するように設計されている、適応できる backoff アルゴリズムの使用を制御します。デフォルトは、0 (無効) です。
rtt_scaling
RTT に関して不変の輻輳回避モードの間に輻輳ウィンドウの増加を行うように設計されてる、RTT スケーリングアルゴリズムの使用を制御します。デフォルトは、0 (無効) です。

関連項目

cc_chd(4), cc_cubic(4), cc_hd(4), cc_newreno(4), cc_vegas(4), mod_cc(4), tcp(4), mod_cc(9) D. Leith and R. Shorten, H-TCP: TCP Congestion Control for High Bandwidth-Delay Product Paths, http://tools.ietf.org/id/draft-leith-tcp-htcp-06.txt. D. Leith, R. Shorten, and T. Yee, H-TCP: A framework for congestion control in high-speed and long-distance networks, Proc. PFLDnet, 2005. G. Armitage, L. Stewart, M. Welzl, and J. Healy, An independent H-TCP implementation under FreeBSD 7.0: description and observed behaviour, SIGCOMM Comput. Commun. Rev., 3, 38, 27-38, July 2008.

謝辞

このソフトウェアの開発とテストは、Community Foundation Silicon Valley において FreeBSD Foundation と Cisco University Research Program Fund からの助成金によって一部可能となりました。

歴史

cc_htcp 輻輳制御モジュールは、 FreeBSD 9.0 ではじめて登場しました。

このモジュールは、 Community Foundation Silicon Valley において Cisco University Research Program Fund からの助成金によって一部可能となった、 Advanced Internet Architectures、Melbourne、Australia のために Swinburne University of Technology の Centre において NewTCP 研究プロジェクトに従事している間に、James Healy と Lawrence Stewart によって 2007 年に始めてリリースされました。その他の詳細は、次で利用可能です:

http://caia.swin.edu.au/urp/newtcp/

作者

cc_htcp 輻輳制御モジュールとこのマニュアルページは、 James Healy <jimmy@deefa.com>と Lawrence Stewart <lstewart@FreeBSD.org>によって書かれました。

このマニュアルページは、 Lawrence Stewart <lstewart@FreeBSD.org>と David Hayes <david.hayes@ieee.org>によって書かれました。

September 15, 2011 FreeBSD