BWN(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | BWN(4) |
名称
bwn — Broadcom BCM43xx IEEE 802.11b/g 無線ネットワークドライバ書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:
device siba_bwn
device bwn
device wlan
device wlan_amrr
device firmware
device bwn
device wlan
device wlan_amrr
device firmware
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:
if_bwn_load="YES"
解説
bwn ドライバは、Broadcom BCM43xx ベースの PCI/CardBus ネットワークアダプタのサポートを行うます。station と monitor モードの操作をサポートしています。いつでも、1 つの仮想インタフェースだけを設定することができます。このデバイスを設定する詳しい情報については、 ifconfig(8) を参照してください。
このドライバは、動作する前に、ファームウェアがロードされることを必要とします。 ports/net/bwn-firmware-kmod ポートが、 ifconfig(8) が動作する前に、インストールされている必要があります。ほとんどの場合に、利用者は、bwn_v4_ucode モジュールを使用する必要がありますが、 LP (低電力) PHY であるなら、bwn_v4_lp_ucode モジュールを使用してください。
ハードウェア
bwn ドライバは、次を含む Broadcom BCM43xx ベースの無線デバイスをサポートしています:カード | チップ | バス | 規格 |
Apple Airport Extreme | BCM4318 | PCI | b/g |
ASUS WL-138g | BCM4318 | PCI | b/g |
Buffalo WLI-CB-G54S | BCM4318 | CardBus | b/g |
Dell Wireless 1390 | BCM4311 | Mini PCI | b/g |
Dell Wireless 1470 | BCM4318 | Mini PCI | b/g |
Dell Truemobile 1400 | BCM4309 | Mini PCI | b/g |
HP Compaq 6715b | BCM4312 | PCI | b/g |
HP nx6125 | BCM4319 | PCI | b/g |
Linksys WPC54G Ver 3 | BCM4318 | CardBus | b/g |
Linksys WPC54GS Ver 2 | BCM4318 | CardBus | b/g |
US Robotics 5411 | BCM4318 | CardBus | b/g |
より古い Broadcom チップセット (BCM4301、BCM4303 と BCM4306 rev 2) のユーザは、ファームウェアの v4 バージョンが、これらのチップをサポートしないので、 bwi(4) を使用しなければなりません。新しいファームウェアは、これらの古いチップに収まることができないくらい大きいです。
使用例
既存の BSS ネットワークに結合します (すなわち、アクセスポイントに接続します):
ifconfig wlan create wlandev bwn0 inet 192.168.0.20 \ netmask 0xffffff00
ネットワーク名“ my_net
”で特定の BSS ネットワークに結合します:
ifconfig wlan create wlandev bwn0 ssid my_net up
64 ビットの WEP 暗号化で特定の BSS ネットワークに結合します:
ifconfig wlan create wlandev bwn0 ssid my_net \ wepmode on wepkey 0x1234567890 weptxkey 1 up
ローダ調整変数
カーネルをブートする前の loader(8) プロンプトで、または loader.conf(5) に格納して、次の調整変数を設定することができます。- hw.bwn.msi_disable
- この調整変数は、ハードウェア上の MSI のサポートを無効にします。デフォルト値は、0 です。
- hw.bwn.usedma
- この調整変数は、ハードウェア上の DMA 操作を有効にします。値が 0 であるなら、PIO モードが、使用されます。デフォルト値は、1 です。
関連項目
arp(4), bwi(4), cardbus(4), intro(4), pci(4), wlan(4), wlan_amrr(4), ifconfig(8), wpa_supplicant(8)歴史
bwn ドライバは、 FreeBSD 8.1 ではじめて登場しました。作者
bwn ドライバは、 <weongyo@FreeBSD.org>によって書かれました。警告
いくつかの LP PHY デバイスには、PIO モードを使用しようとする場合に DMA 操作の問題があります。February 15, 2011 | FreeBSD |