名称

bt — Buslogic/Mylex MultiMaster SCSI ホストアダプタドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

解説

このドライバは、Buslogic/Mylex MultiMaster または互換性のあるコントローラに接続された SCSI バスへのアクセスを提供しています。

タグ付きキューは、リビジョン 4.42 以上のファームウェアで 'W' シリーズのアダプタ、'C' シリーズのアダプタでサポートされ、リビジョン 3.35 以上のファームウェアで 'S' シリーズのアダプタでサポートされます。

特定のファームウェアリビジョンのボードは、特にタグ付きキューが使用されるなら、特定のデバイスへの重い負荷の下でロックするかもしれません。万一アダプタで問題に遭遇するならは、Mylex の技術サポートと連絡をとって、コントローラのための最新のファームウェアがあることを確認してください。

ハードウェア

bt ドライバは、次の BusLogic MultiMaster “W”, “C”, “S”と“A”シリーズと互換性のある SCSI ホストアダプタをサポートします:

• BusLogic BT-445C
• BusLogic BT-445S
• BusLogic BT-540CF
• BusLogic BT-542B
• BusLogic BT-542B
• BusLogic BT-542D
• BusLogic BT-545C
• BusLogic BT-545S
• BusLogic/BusTek BT-640
• BusLogic BT-742A
• BusLogic BT-742A
• BusLogic BT-747C
• BusLogic BT-747D
• BusLogic BT-747S
• BusLogic BT-757C
• BusLogic BT-757CD
• BusLogic BT-757D
• BusLogic BT-757S
• BusLogic BT-946C
• BusLogic BT-948
• BusLogic BT-956C
• BusLogic BT-956CD
• BusLogic BT-958
• BusLogic BT-958D
• Storage Dimensions SDC3211B / SDC3211F

真の BusLogic MultiMaster クローンである AMI FastDisk ホストアダプタも bt ドライバによってサポートされます。

関連項目

cd(4), da(4), sa(4), scsi(4)

歴史

bt ドライバは、 386BSD パッチキットではじめて登場しました。

作者

Julian Elischer は、 386BSD パッチキットで登場した Multimaster カードのためのドライバを書きました。ドライバは、新しいボードの機能を利用し、 FreeBSD 3.0 の CAM SCSI フレームワークで動作するように Justin T. Gibbs によって書き直されました。

Linux のための完全でよく文書化された Mylex/BusLogic MultiMaster ドライバを書いた Leonard N. Zubkoff に特に感謝します。 MultiMaster コントローラとファームウェアリビジョンの広い範囲のこのドライバのサポート、それらの文書化されないほかの特異な行動は、彼の努力なしでは不可能だったでしょう。