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ALTERA_SDCARD(4)
ALTERA_SDCARD(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual ALTERA_SDCARD(4)

名称

altera_sdcardAltera University Program Secure Data Card IP Core のためのドライバ

書式

device altera_sdcard

/boot/device.hints の中は、次の通りです:
hint.altera_sdcardc.0.at="nexus0"
hint.altera_sdcardc.0.maddr=0x7f008000
hint.altera_sdcardc.0.msize=0x400

解説

altera_sdcard デバイスドライバは、Altera University Program Secure Data Card (SD Card) IP Core デバイスのためのサポートを行います。コントローラデバイス altera_sdcardcX は、ブートの間にアタッチされます。挿入されたディスクは、コントローラ番号に対応する disk(9) デバイス、 altera_sdcardX として提示されます。

ハードウェア

altera_sdcard ドライバの現在のバージョンは、Altera の文書の 2011 年 8 月のバージョンに記述されているような SD Card IP コアをサポートしています。コアは、2G (CSD 0) までのカードだけをサポートしています。より大きなカード、またはより新しい CSD バージョンを使用するカードは、検出されません。 IP コアは、2 つの重要な制限があります: 割り込みサポートの不足、I/O の完了を検出するためのタイマで駆動されるポーリングの要求と一度に単一の 512 バイトのブロックの読み込みと書き込み操作のためだけのサポートです。それらの 2 つの制限の組み合わされた効果は、システムクロック速度 HZ が、IP コアによってサポートされた最大の 100KB/s データ転送速度を遂行するために少なくとも 200 に設定されなければならないことです。

関連項目

disk(9) Altera University Program Secure Data Card IP Core, Altera Corporation - University Program, ftp://ftp.altera.com/up/pub/Altera_Material/11.0/University_Program_IP_Cores/Memory/SD_Card_Interface_for_SoPC_Builder.pdf, August 2011.

歴史

altera_sdcard デバイスドライバは、 FreeBSD 10.0 ではじめて登場しました。

作者

altera_sdcard デバイスドライバとこのマニュアルページは、 DARPA CRASH 研究プログラムの一環として、 DARPA/AFRL 契約 (FA8750-10-C-0237) (“CTSRD”) の下で SRI International と University of Cambridge Computer Laboratory によって開発されました。このデバイスドライバは、 Robert N. M. Watson によって書かれました。

バグ

altera_sdcard は、IP コアのバグのための多くの回避方法を含んでいます。たぶん最も危機的に、 altera_sdcard は、IP コアによって突然に設定されるように思える、 RR1 登録で返された CRC エラービットを無視します。

altera_sdcard は、カードの挿入/取り除きと I/O 完了検出のために使用される固定ポーリング間隔を使用します。適応戦略は、完了した I/O を検出するために待ち時間 (latency) を検出することによって、性能を改善するかもしれません。しかしながら、我々の実験では、ポーリングの割合を 1 秒当たり 200 回以上使用することは、性能を改善しませんでした。

altera_sdcard は、Altera's Avalon バスのようなシステムオンチップ (system-on-chip) バスに適切な、 nexus バスアタッチメントだけをサポートしています。 IP コアが別のバスタイプに設定されていないなら、追加のバスアタッチメントが必要となります。

August 18, 2012 FreeBSD