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ACPI_TOSHIBA(4)
ACPI_TOSHIBA(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual ACPI_TOSHIBA(4)

名称

acpi_toshibaToshiba HCI インタフェース

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device acpi_toshiba

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

acpi_toshiba_load="YES"

解説

HCI は Toshiba のそれらのモデルにわたって多少統一された Hardware Control Interface (ハードウェア制御インタフェース) です。 acpi_toshiba ドライバは、ユーザに多くの sysctl(8) 変数を使用して HCI 制御されたハードウェアを操作できるようにします。

SYSCTL 変数

次の sysctl が現在実装されています:
hw.acpi.toshiba.force_fan
現在の温度にかかわらず強制的に有効にする (‘ 1’) または無効にする (‘ 0’) ことで冷却を行います。
hw.acpi.toshiba.video_output
次のビット毎の OR に従って使用する表示を動作するように設定します:

0
表示なし
1
LCD
2
CRT
4
TV-出力

いくつかのシステム (すなわち、Libretto L5) だけが、このハードウェア特有のドライバを通してビデオの切り換えをサポートします。一般的なビデオ出力のサポートのためには acpi_video(4) ドライバを使用してください。

hw.acpi.toshiba.lcd_brightness
LCD 背面光をより明るくするか、より薄暗く (高い値は、より明るくなります) します。
hw.acpi.toshiba.lcd_backlight
LCD 背面光をオンとオフに替えます。
hw.acpi.toshiba.cpu_speed
指定された速度に CPU 速度を設定します。これは hw.acpi.cpu.throttle_state 変数と同様の機能を提供します。より高い sysctl 値はより遅い CPU 速度を意味します。

これらの変数のためのデフォルトを、ブート時に解析される sysctl.conf(5) に設定することができます。

ローダ調整変数

hw.acpi.toshiba.enable_fn_keys ローダ調整変数はキーボード上のファンクションキーを有効にするかまたは無効にします。ファンクションキーはデフォルトで有効にされています。

この振る舞いは loader(8) プロンプトまたは、 loader.conf(5) で変更することができます。

歴史

acpi_toshiba ドライバは FreeBSD 5.1 ではじめて登場しました。

作者

acpi_toshiba ドライバは Hiroyuki Aizu <aizu@navi.org>によって書かれました。このマニュアルページは Philip Paeps <philip@FreeBSD.org>によって書かれました。
February 8, 2010 FreeBSD