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ACPI_ASUS(4)
ACPI_ASUS(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual ACPI_ASUS(4)

名称

acpi_asusAsus ラップトップエキストラ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device acpi_asus

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

acpi_asus_load="YES"

解説

acpi_asus ドライバは、最近の Asus (と Medion) ラップトップで見られる、 hotkey や led のような特別の ACPI 制御されたガジェット (装置) のサポートを行います。それは、LCD パネルと表示出力状態の明るさを操作するための sysctl(8) インタフェースを使用できるようにします。 hotkey イベントは、 /etc/devd/asus.conf のデフォルトの設定の状態でユーザ空間で簡単に取り扱うために devd(8) に渡されます。

現在、次の Asus ラップトップを完全にサポートしています:

  • xxN
  • A1x
  • A2x
  • A3N
  • A4D
  • A6VM
  • D1x
  • J1x
  • L2B
  • L2D
  • L2E
  • L3C
  • L3D
  • L3H
  • L4E
  • L4R
  • L5x
  • L8x
  • M1A
  • M2E
  • M6N
  • M6R
  • S1x
  • S2x
  • V6V
  • W5A
  • Eee PC

さらに、 acpi_asus は、 Samsung P30/P35 ラップトップで見られる Asus コンパチブル ATK0100 インタフェースもサポートします。

SYSCTL 変数

次の sysctl が現在実装されています:
hw.acpi.asus.lcd_brightness
LCD 背面光をより明るくするか、より薄暗く (高い値は、より明るくなります) します。
hw.acpi.asus.lcd_backlight
LCD 背面光をオンとオフに替えます。
hw.acpi.asus.video_output
次のビット毎の OR に従って使用する表示を動作するように設定します:

0
表示なし
1
LCD
2
CRT
4
TV-出力

いくつかのモデルは、一般的な acpi_video(4) ドライバによってビデオの切り換えもサポートします。しかしながら、ほとんどのモデルは、サポートしません。

これらの変数のデフォルトは、ブート時に解析される sysctl.conf(5) で設定することができます。

歴史

acpi_asus ドライバは、 FreeBSD 5.3 ではじめて登場しました。

作者

acpi_asus ドライバとこのマニュアルページは、 Philip Paeps <philip@FreeBSD.org>によって書かれました。

Linux カーネルにおけるこの機能性を実装するドライバを保守している Julien Lerouge によって始められた acpi4asus プロジェクト からインスピレーションを得ました。

February 8, 2010 FreeBSD