TCSENDBREAK(3) | FreeBSD Library Functions Manual | TCSENDBREAK(3) |
名称
tcsendbreak, tcdrain, tcflush, tcflow — ライン制御関数ライブラリ
Standard C Library (libc, -lc)書式
#include < termios.h> int
tcdrain( int fd);
int
tcflow( int fd, int action);
int
tcflush( int fd, int action);
int
tcsendbreak( int fd, int len);
解説
tcdrain() 関数は、 fd で参照される端末へ書き込まれるすべての出力が端末に送信されるまで待ちます。tcflow() 関数は、 action の値に依存する fd で参照される端末へのデータの送信またはその端末からのデータの受信を一時停止します。 action の値は、次のいずれかでなければなりません。
- TCOOFF
- 出力を一時停止します。
- TCOON
- 一時停止した出力を再開します。
- TCIOFF
-
端末がシステムへのデータ送信を停止するように、 STOP 文字を送信します (
termios(4) の‘
Input Modes
’セクションの IXOFF の説明を参照して下さい)。 - TCION
-
端末がシステムへのデータ送信を開始するように、 START 文字を送信します (
termios(4) の‘
Input Modes
’セクションの IXOFF の説明を参照してください)。
tcflush() 関数は、 fd で参照される端末へ書き込まれるべきデータであるがまだ端末に送信されていないすべてのデータ、またはその端末から受信したデータであるがまだ読み込んでいないすべてのデータを、 action の値に依存して廃棄します。 action の値は、次のいずれかでなければなりません。
- TCIFLUSH
- 受信したが読み込んでいないデータを消去します。
- TCOFLUSH
- 書き込んだが送信していないデータを消去します。
- TCIOFLUSH
- 受信したが読み込んでいないデータ、および書き込んだが送信していないデータの両方を消去します。
tcsendbreak() 関数は、0 値ビットの連続ストリームを 0.4 秒間 fd で参照される端末へ送信します。 len 進数は、このシステムでは無視されます。
戻り値
成功して終了すると、これらのすべての関数は値 0 を返します。エラー
エラーが起きた場合は -1 の値が返され、エラーを示すグローバル変数 errno が次のように設定されます。- [ EBADF]
- fd 引数が、有効なファイル記述子ではありません。
- [ EINVAL]
- action 引数の値が適当ではありません。
- [ ENOTTY]
- fd に関連付けられるファイルが端末ではありません。
- [ EINTR]
- tcdrain() 関数は、シグナルにより割り込まれました。
規格
関数 tcsendbreak(), tcdrain(), tcflush(), tcflow() は、 IEEE Std 1003.1-1988 (“POSIX.1”) 規格に適合していると思われます。June 4, 1993 | FreeBSD |