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SNMP_BRIDGE(3)
SNMP_BRIDGE(3) FreeBSD Library Functions Manual SNMP_BRIDGE(3)

名称

snmp_bridgesnmpd のためのブリッジモジュール

ライブラリ

(begemotSnmpdModulePath."bridge" = /usr/lib/snmp_bridge.so)

解説

snmp_bridge モジュールは、複数のブリッジインタフェースの管理を可能とする、 RFC 4188 で標準化された BRIDGE-MIB、RFC4318 で標準化された RSTP-MIB とプライベート BEGEMOT-BRIDGE-MIB を実装しています。プライベート BEGEMOT-BRIDGE-MIB で定義されたオブジェクトの大部分は、標準の BRIDGE-MIB によって定義されたオリジナルのオブジェクトの複製ですが、プライベート MIB は、 snmp_bridge の機能性をブリッジインタフェースを設定する ifconfig(8) と同様にする追加オブジェクトも定義しています。したがって、セキュリティが重要であるシステムで共同体 (コミュニティ) を書き加えるか、または snmp_bridge モジュールをロードすることを考慮するべきです。

実装に関する注

ブリッジを設定する追加オブジェクトは、次の通りです:
begemotBridgeBaseStatus
このオブジェクトを通してブリッジインタフェースを作成して、破壊することができます。次の値がある SNMP SET 操作が可能です:
createAndWait
は、テーブルインデックスによって与えられる名前でブリッジインタフェースの作成を試みます。
createAndGo
は、テーブルインデックスによって与えられた名前でブリッジインタフェースを作成して、インタフェースの状態を "active/up"に設定することを試みます。
destroy
は、ブリッジインタフェースの破壊を試みます。
begemotBridgeBaseSpanEnabled
このオブジェクトの SNMP SET 操作は、対応するポートがシステムのブリッジインタフェースのメンバとして追加されていない場合にだけ、成功します。
begemotBridgeBasePortStatus
次の値がある SNMP SET 操作が可能です:
createAndWait
は、SNMP begemotBridgeBasePortTable でブリッジメンバのために新しい行 (row) を作成しますが、システムへ情報をコミットしようとしません。
active
は、システムに情報をコミットすることを試みて、 begemotBridgeBaseSpanEnabled のための値が既に SET である場合にだけ、成功します。
destroy
は、システムブリッジインタフェースからインタフェースを取り除くことを試みます。
begemotBridgeBasePortPrivate
このオブジェクトは、任意のプライベートポートが別のプライベートポートと通信することができない、PRIVATE と呼ばれるブリッジインタフェースフラグを制御します。

制限

MIB のすべての情報は、現在、FreeBSD で利用可能ではありません。次の変数は何も情報がありません:
dot1dBasePortCircuit
dot1dBasePortDelayExceededDiscards
dot1dBasePortMtuExceededDiscards
begemotBridgeBasePortDelayExceededDiscards
begemotBridgeBasePortMtuExceededDiscards

関連ファイル

/usr/share/snmp/defs/bridge_tree.def
snmp_bridge によって実装された MIB ツリーの記述。
/usr/share/snmp/mibs/BRIDGE-MIB.txt
これは、このモジュールで実装される BRIDGE-MIB です。
/usr/share/snmp/mibs/RSTP-MIB.txt
これは、このモジュールで実装される RSTP-MIB です。
/usr/share/snmp/mibs/BEGEMOT-BRIDGE-MIB.txt
これは、このモジュールで実装されるプライベート BEGEMOT-BRIDGE-MIB です。

作者

Shteryana Shopova <syrinx@FreeBSD.org>
August 6, 2007 FreeBSD