名称

pcap_dump_open, pcap_dump_fopen -パケットを書き込むファイルをオープンする

書式

#include <pcap/pcap.h>

pcap_dumper_t *pcap_dump_open(pcap_t *p, const char *fname);
pcap_dumper_t *pcap_dump_fopen(pcap_t *p, FILE *fp);

解説

pcap_dump_open() は、書き込みのための ``savefile'' をオープンするために呼び出されます。 fname は、オープンするファイルの名前を指定します。ファイルは、 tcpdump(1) と tcpslice(1) によって使用されるものと同じ形式を使用します。名前 "-"は、 stdout と同義語です。

pcap_dump_fopen() は、既存のオープンしているストリーム fp にデータを書き込むために呼び出されます。 Windows では、そのストリームは、バイナリモードでオープンされるべきであることに注意してください。

p は、 pcap_create() への以前の呼び出しによって返され、そして pcap_activate() への以前の呼び出しによって活性化されるか、または pcap_open_offline(), pcap_open_live() または pcap_open_dead() への以前の呼び出しで返される、キャプチャ (捕獲) または ``savefile'' のハンドルです。 p のリンクレイヤタイプとスナップショットの長さは、出力ファイルのリンクレイヤタイプとスナップショットの長さとして使用されます。

戻り値

成功すれば、その後の pcap_dump() と pcap_dump_close() 呼び出しで使用される pcap_dumper_t 構造体へのポインタが返されます。失敗すれば NULL が返されます。 NULL が返されるなら、エラーテキストを取得するために pcap_geterr( p) を使用することができます。

関連項目

pcap(3), pcap_create(3), pcap_activate(3), pcap_open_offline(3), pcap_open_live(3), pcap_open_dead(3), pcap_dump(3), pcap_dump_close(3), pcap_geterr(3), pcap-savefile(5)