名称

pam_get_item — PAM 情報を取得する

ライブラリ

Pluggable Authentication Module Library (libpam, -lpam)

書式

#include < sys/types.h>
#include < security/pam_appl.h>

int
pam_get_item( const pam_handle_t *pamh, int item_type, const void **item);

解説

pam_get_item() 関数は、 item 引数によって指された位置に item_type 引数によって指定された項目へのポインタを格納します。項目は、 pamh 引数によってで指定された PAM コンテキストから検索されます。 pam_get_item() が失敗するなら、 item 引数は、変更されません。

次の項目タイプが認識されます:

PAM_SERVICE

要求サービスの名前。

PAM_USER

認証しようとしているアプリケーションのユーザの名前。

PAM_TTY

現在の端末の名前。

PAM_RHOST

申込者のホストの名前。

PAM_CONV

現在の会話関数について説明する struct pam_conv。

PAM_AUTHTOK

現在の認証トークン。

PAM_OLDAUTHTOK

期限切れの認証トークン。

PAM_RUSER

申込者の名前。

PAM_USER_PROMPT

申込者に認証するユーザ名を問い合わせるときに使用するプロンプト。

PAM_AUTHTOK_PROMPT

申込者に認証トークンを問い合わせるときに使用するプロンプト。

PAM_OLDAUTHTOK_PROMPT

変更する前の期限切れの認証トークンを申込者に問い合わせる時に使用するプロンプト。

PAM_HOST

アプリケーションが動作するホストの名前。

struct pam_conv の説明に関しては、 pam_start(3) を参照してださい。

戻り値

pam_get_item() 関数は、次の値の 1 つを返します:

[ PAM_SYMBOL_ERR]

無効のシンボル。

[ PAM_SYSTEM_ERR]

システムエラー。

関連項目

pam(3), pam_set_item(3), pam_start(3), pam_strerror(3)

規格

X/Open Single Sign-On Service (XSSO) - Pluggable Authentication Modules, June 1997.

作者

pam_get_item() 関数とこのマニュアルページは、 FreeBSD プロジェクトのために DARPA CHATS 研究プログラムの一環として DARPA/SPAWAR 規約 N66001-01-C-8035 (“CBOSS”) の下で ThinkSec AS と Network Associates Laboratories, the Security Research Division of Network Associates, Inc. によって開発されました。

OpenPAM ライブラリは、 Dag-Erling Smørgrav <des@des.no>によって保守されています。