curs_termattrs(3X) | curs_termattrs(3X) |
名称
baudrate, erasechar, erasewchar, has_ic, has_il, killchar, killwchar, longname, term_attrs, termattrs, termname - curses 環境問い合わせ (クエリ) ルーチン書式
#include <curses.h>int baudrate(void);
char erasechar(void);
int erasewchar(wchar_t *ch);
bool has_ic(void);
bool has_il(void);
char killchar(void);
int killwchar(wchar_t *ch);
char *longname(void);
attr_t term_attrs(void);
chtype termattrs(void);
char *termname(void);
解説
baudrate ルーチンは、端末の出力速度を返します。返された数は、例えば、 9600 のような毎秒ごとのビット数で、そして整数です。erasechar ルーチンは、ユーザの現在の削除 (erase) 文字を返します。
erasewchar ルーチンは、 ch によって参照される位置に現在の削除 (erase) 文字を格納します。削除 (erase) 文字が定義されていないなら、ルーチンは、失敗し、 ch によって参照される位置 (の内容) は、変更されません。
has_ic ルーチンは、端末に挿入文字ケーパビリティと削除文字ケーパビリティがあるなら、真を返します。
has_il ルーチンは、端末に挿入行ケーパビリティと削除行ケーパビリティがあるか、またはスクロール領域を使用してそれらをシミュレートできるなら、真を返します。これは、 scrollok を使用して物理的なスクロールをオンにすることが適切であるかどうかを決定するために使用されるかもしれません。
killchar ルーチンは、ユーザの現在の行削除 (kill) 文字を返します。
killwchar ルーチンは、 ch によって参照される位置に現在の行削除 (kill) 文字を格納します。行削除 (kill) 文字が定義されていないなら、ルーチンは、失敗し、 ch によって参照される位置 (の内容) は、変更されません。
longname ルーチンは、現在の端末の詳細な記述を含んでいる静的領域へのポインタを返します。詳細な記述の最大の長さは、128 文字です。 initscr または newterm への呼び出しの後にだけ定義されます。その領域は、 newterm への呼び出しごとに上書きされ、 set_term によって復旧されないので、 longname が複数の端末で使用されているなら、値は、 newterm への呼び出しの間に保存されるべきです。
与えられた端末がアプリケーションプログラムが使用しようとしているビデオ属性をサポートしていないなら、 curses は、それと異なるビデオ属性を代用できます。 termattrs と term_attrs 関数は、それぞれ A_ と WA_ 定数を使用する端末によってサポートされたすべてのビデオ属性の論理的な OR を返します。この情報は、 curses プログラムが画面の外観の完全な制御を必要とするなら、役に立ちます。
termname ルーチンは、 setupterm によって使用される端末の名前を返します。
戻り値
longname と termname は、エラーの場合 NULL を返します。整数を返すルーチンは、失敗すると ERR を返し、成功して終了すれば、 OK (SVr4 は、" ERR 以外の整数値"とだけ明記されています) を返します。