名称

getvfsbyname — ファイルシステムに関する情報を取得する

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include < sys/param.h>
#include < sys/mount.h>

int
getvfsbyname( const char *name, struct xvfsconf *vfc);

解説

getvfsbyname() 関数は、カーネルで設定されるファイルシステムモジュールに関する情報へのアクセスを提供します。成功するなら、要求されるファイルシステム xvfsconf は、 vfc によって指される位置に返されます。“ struct xvfsconf”のフィールドは、次のように定義されています:

vfc_name

ファイルシステムの名前

vfc_typenum

カーネルによって割り当てられたファイルシステムのタイプ番号

vfc_refcount

ファイルシステムで使用するアクティブなマウントポイントの数

vfc_flags

以下に記述される、フラグビット

フラグは、次のように定義されています:

VFCF_STATIC

静的にカーネルにコンパイルされます

VFCF_NETWORK

データをネットワークを越えて得ることができます

VFCF_READONLY

書き込みは、実装されていません

VFCF_SYNTHETIC

データは、実際のファイルを表しません

VFCF_LOOPBACK

いくつかの他のマウントされた FS の別名

VFCF_UNICODE

ユニコードとしてファイル名を格納します

VFCF_JAIL

security.jail.mount_allowed sysctl が 1 に設定されるなら、jail の中からマウントすることができます

VFCF_DELEGADMIN

vfs.usermount sysctl が 1 に設定されるなら、委任管理をサポートします

戻り値

The getvfsbyname() function returns the value 0 if successful; otherwise the value -1 is returned and the global variable errno is set to indicate the error.

エラー

次のエラーが報告されます:

[ EFAULT]

vfc 引数が、不正なアドレスを指しています。

[ ENOENT]

ファイルシステムを指定する name 引数が未知のファイルシステムを指定するか、またはカーネルで設定されていません。

関連項目

jail(2), mount(2), sysctl(3), jail(8), mount(8), sysctl(8)

歴史

getvfsbyname() 関数の変異型は、 FreeBSD 2.0 ではじめて登場しました。