FTOK(3) |
FreeBSD Library Functions Manual |
FTOK(3) |
名称
ftok —
パス名から IPC 識別子を作成する
ライブラリ
Standard C Library (libc, -lc)
解説
ftok() 関数は、既存のファイルの
path とユーザが選択可能な
id を与えられた、
msgget(2),
semget(2) と
shmget(2) 関数で使用するために適しているユニークなキーを作成することを試みます。
指定された path は、呼び出しているプロセスにアクセス可能な既存のファイルを指定しなければなりません、そうでなければ、呼び出しは失敗します。また、ファイルへのリンクが同じ id を与えられて、同じキーを返すことに注意してください。
戻り値
ftok() 関数は、
path が存在しないなら、または呼び出しているプロセスによってそれにアクセスすることができないなら、-1 を返します。
歴史
ftok() 関数は、System V に由来し、System V IPC ルーチンを使用するプログラムによって通常使用されます。
作者
Thorsten Lockert <tholo@sigmasoft.com>
バグ
返されるキーは、与えられた
id の下位 8 ビットと組み合わせて、デバイスのマイナ番号と指定された
path の inode に基づいて計算されます。したがって、重複したキーを返すルーチンの可能性は十分にあります。