名称

fread, fwrite — バイナリストリーム入出力

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include < stdio.h>

size_t
fread( void * restrict ptr, size_t size, size_t nmemb, FILE * restrict stream);

size_t
fwrite( const void * restrict ptr, size_t size, size_t nmemb, FILE * restrict stream);

解説

関数 fread() は、 stream が指すストリームから、それぞれが size の長さのバイトで nmemb 個のオブジェクトを読み込み、 ptr で指定された場所に格納します。

関数 fwrite() は、 ptr で指定された場所から、それぞれが size の長さのバイトで nmemb 個のオブジェクトを stream が指すストリームに書き込みます。

戻り値

関数 fread() と fwrite() は、読み書きしたバイト数だけストリームのファイル位置インジケータを進めます。それらは読み書きしたオブジェクトの数を返します。エラーが発生した場合、またはファイルの終りに達した場合は、指定したものより少ないオブジェクト数 (または 0) を返します。

関数 fread() は、ファイルの終りとエラーを区別しません。ファイルの終りかエラーかを判断するためには、呼び出し側が feof(3) と ferror(3) を使用する必要があります。関数 fwrite() は、書き込みエラーが発生した場合に限って nmemb より少ない値を返します。

関連項目

read(2), write(2)

規格

関数 fread() と fwrite() は、 ISO/IEC 9899:1990 (“ISO C90”) に適合しています。