curs_bkgrnd(3X) | curs_bkgrnd(3X) |
名称
bkgrnd, wbkgrnd, bkgrndset, wbkgrndset, getbkgrnd, wgetbkgrnd - curses ウィンドウの複雑なバックグラウンド操作ルーチン書式
#include <curses.h>解説
bkgrndset と wbkgrndset ルーチンは、指定されたウィンドウのバックグラウンドを操作します。ウィンドウのバックグラウンドは、属性 (すなわち、表現 (rendition)) と複合文字の任意の組み合わせから成る cchar_t です。バックグラウンドの属性部分は、 waddch でウィンドウに書き込まれるすべての非空白文字と論理和 ((OR) で結合されます。文字とバックグラウンドの属性の部品の両方は、空白文字と結合されます。バックグラウンドは、文字の特性となり任意のスクロールを通して文字によって動かされ、行/文字操作を挿入するか、または削除します。特定の端末の可能な範囲内で、バックグラウンドの属性部分は、画面に置かれた文字のグラフィック表現 (rendition) として表示されます。
bkgrnd と wbkgrnd 関数は、現在の、または、指定されたウィンドウのバックグラウンドの特性を設定し、次に、この設定をそのウィンドウのすべての文字位置に適用します:
画面のすべての文字の表現は、新しいバックグラウンドの表現に変更されます。
元のバックグラウンド文字がどこに現れても、それは新しいバックグラウンドの文字に変更されます。
getbkgrnd 関数は、 wch ポインタを通して与えられたウィンドウの現在のバックグラウンドの文字/属性ペアを返します。
注
bkgrnd, bkgrndset と getbkgrnd は、マクロであるかもしれないことに注意してください。戻り値
bkgrndset と wbkgrndset ルーチンは値を返しません。成功して終了すれば、他の関数は OK を返します。そうでなければ、それらは ERR を返します。 null ウィンドウポインタはエラーとして扱われます。