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ATOL(3)
ATOL(3) FreeBSD Library Functions Manual ATOL(3)

名称

atol, atollASCII 文字列を longlong long 整数に変換する

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include < stdlib.h>

long
atol( const char *nptr);

long long
atoll( const char *nptr);

解説

atol() 関数は、 nptr によって指される文字列の最初の部分を long 整数表現に変換します。

これは、次と同等です。

strtol(nptr, (char **)NULL, 10);

atoll() 関数は、 nptr が指す文字列の先頭部分を long long 整数表現に変換します。

これは、次と同等です。

strtoll(nptr, (char **)NULL, 10);

互換性

atol() と atoll() 関数の FreeBSD の実装は、それぞれ strtol() と strtoll() の周りの弱いラッパですので、これらの関数は、 strtol() と strtoll() 関数ができることと同様に errno の値に影響します。 atol() と atoll() のこの振る舞いは、 ISO/IEC 9899:1990 (“ISO C90”) または ISO/IEC 9899:1999 (“ISO C99”) によって必要とされませんが、 ISO/IEC 9899:1990 (“ISO C90”), ISO/IEC 9899:1999 (“ISO C99”) と IEEE Std 1003.1-2001 (“POSIX.1”) のすべてで許容されています。

エラー

関数 atol() と atoll() は、エラーの場合に、 errno の値に影響します。

規格

atol() 関数は、 ISO/IEC 9899:1990 (“ISO C90”) に適合しています。 atoll() 関数は、 ISO/IEC 9899:1999 (“ISO C99”) に適合しています。
May 14, 2013 FreeBSD