SHAR(1) | FreeBSD General Commands Manual | SHAR(1) |
名称
shar — ファイルのシェルアーカイブを作成する書式
shar | file ... |
解説
shar コマンドは、コマンド行のオペランドによって指定されたファイル階層を再作成する sh(1) シェルスクリプトを標準出力に書き込みます。再作成されるディレクトリは、それらが含んでいるファイルの前に指定されなければなりません ( find(1) ユーティリティは、これを正確に行います)。使用例
プログラム ls(1) のシェルアーカイブを作成するためには、次のように rick にメールします:
cd ls shar `find . -print` | mail -s "ls source" rick
プログラムのディレクトリを再作成するためには、次の通りです:
mkdir ls cd ls ... <ヘッダを削除してメールされたアーカイブを調べる> ... sh archive
歴史
shar コマンドは、 4.4BSD で登場しました。バグ
shar コマンドは、特殊なタイプのファイルまたはマジック文字を含んでいるファイルについて準備されていません。 shar コマンドは、最後の文字として改行 ('\n') がないファイルを扱うことはできません。shar ファイルにトロイの木馬 (trojan horse) を挿入することは簡単です。すべてのシェルアーカイブファイルは、 sh(1) を通して、それらを実行する前に、調べることを強くお勧めします。 shar のこの実装を使用して生成されたアーカイブは、次のコマンドで簡単に調べられます:
egrep -v '^[X#]' shar.file
June 6, 1993 | FreeBSD |