QUOTA(1) | FreeBSD General Commands Manual | QUOTA(1) |
名称
quota — ディスクの使用状況と割り当て制限を表示する書式
quota | [ -ghlu][ -f path][ -v | -q | -r] |
quota | [ -hlu][ -f path][ -v | -q | -r] user ... |
quota | -g [ -hl][ -f path][ -v | -q | -r] group ... |
解説
quota ユーティリティは、ユーザのディスク使用量と割り当て制限を表示します。デフォルトではユーザに対する割り当て制限に関する情報のみが表示されます。ディスクブロック使用法と制限は 1024 バイト単位のブロックで表示されます。次のオプションを使用可能です:
- -f path
- 指定されたパスを含むファイルシステムのための割り当て情報のみを表示します。これは、マウントさられたファイルシステム中の任意のファイルであるかもしれません。
- -g
- ユーザが所属するグループに対するグループ割り当て制限を表示します。
- -h
- 人間が読み込み可能な出力。次のユニット接尾辞を使用します: バイト、キロバイト、メガバイト、ギガバイト、テラバイトとペタバイト。
- -l
- NFS ファイルシステムの割り当て制限は表示しません。
- -q
- 使用量が割り当てを越えたファイルシステムに関する情報だけが含まれる簡潔なメッセージを表示します。 -q フラグは、 -v フラグに優先します。
- -r
- 割り当て構造に現れるように生の割り当て情報を表示します。また、 ctime(3) 形式で 0 でない時間の値を表示します。このオプションは、 -v の意味を含み、 -q フラグより優先します。
- -u
- ユーザの割り当て制限を表示します。 -g が指定されない限り、これがデフォルトです。
- -v
- 使用していないファイルシステムについても割り当て制限を表示します。
-g と -u の両方を指定した場合は、(そのユーザの) ユーザ割り当て制限とグループ割り当て制限の両方が表示されます。
スーパユーザに限り、 -u フラグとオプションの user (ユーザ名) 引数に指定して他のユーザの割り当て制限を見ることができます。スーパユーザ以外でも自分が所属するグループについては、 -g オプションと group 引数を指定することで、自分が属するグループの割り当て制限だけは見ることができます。
quota ユーティリティは、マウントされている全てのファイルシステムに関して報告しようとします。ファイルシステムが NFS を介してマウントされている場合、 rpc.rquotad(8) NFS サーバのデーモンと連絡しようとします。 UFS ファイルシステムでは、 quota は /etc/fstab にて有効にされている必要が有ります。 quota が 0 でない状態で終了するなら、 1 つ以上のファイルシステムは、割り当てを超えているか、または -f オプションで指定されたパスが存在しません。
-l フラグが指定された場合、 quota は、 NFS ファイルシステムをチェックしません。
関連ファイル
- quota.user
- ファイルシステムのルートディレクトリに置かれたユーザの割り当て制限に関するデータ
- quota.group
- ファイルシステムのルートディレクトリに置かれたグループの割り当て制限に関するデータ
- /etc/fstab
- ファイルシステムの名前と位置
関連項目
quotactl(2), ctime(3), fstab(5), edquota(8), quotacheck(8), quotaon(8), repquota(8), rpc.rquotad(8)歴史
quota コマンドは、 4.2BSD で登場しました。February 3, 2007 | FreeBSD |