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PRAUDIT(1)
PRAUDIT(1) FreeBSD General Commands Manual PRAUDIT(1)

名称

praudit監査証跡ファイルの内容を印刷する

書式

praudit [ -lnpx][ -r | -s][ -d del][ file ...]

解説

praudit ユーティリティは、監査証跡 (audit trail) ファイルの内容を人間に解読可能な形式で標準出力に印刷 (表示) します。 file 引数が指定されないなら、標準入力がデフォルトとして使用されます。

オプションは、次の通りです:

-d del
デリミタを指定します。デフォルトのデリミタはコンマ (,) です。
-l
同じ行に全体のレコードを印刷 (表示) します。このオプションが指定されないなら、異なった行にすべてのトークンが表示されます。
-n
ユーザとグループ ID を、それらの数値の形式のままとし、それらの名前に変換しません。
-p
praudit への入力が tail(1) ユーティリティからパイプで行われるなら、このオプションを指定します。これによって、 praudit は、次のレコードの始まりと同期します。
-r
それらの生の、数値形式でレコードを印刷 (表示) します。このオプションは -s と排他的です。
-s
それらを縮約した形式でトークンを印刷 (表示) します。レコードとイベントタイプの短いテキスト表現を表示します。このオプションは -r と排他的です。
-x
XML 出力形式で監査レコードを印刷 (表示) します。

生、または、短い形式が指定されないなら、デフォルトは、長い形式でトークンを印刷 (表示) します。イベントは、 /etc/security/audit_event で与えられた記述のとおりに表示されます。 UID と GID は、それらの名前に拡張されます。日付と時間は、人間に解読可能な形式で表示されます。

関連ファイル

/etc/security/audit_class
監査イベントのクラスの記述。
/etc/security/audit_event
監査イベントの記述。

歴史

OpenBSM 実装は、2004 年に Apple Computer Inc. との契約に基づき、 McAfee Inc. のセキュリティ部門、McAfee Research によって作成されました。その後にそれは、OpenBSM 配布のための基盤として TrustedBSD Project によって採用されました。

作者

このソフトウェアは、Apple Computer Inc. との契約に基づき、 McAfee Inc. のセキュリティ研究部門、McAfee Research によって作成されました。追加の作者として Wayne Salamon, Robert Watson と SPARTA Inc. が挙げられます。

レコードを監査し、イベントストリームフォーマットを監査する Basic Security Module (BSM) インタフェースは、Sun Microsystems によって定義されました。

August 4, 2009 FreeBSD