PATHCHK(1) | FreeBSD General Commands Manual | PATHCHK(1) |
名称
pathchk — パス名をチェックする書式
pathchk | [ -pP] pathname ... |
解説
pathchk ユーティリティは、指定された pathname 引数の各々が有効か、または移植性があるかどうかチェックします。診断メッセージは、次の各引数に対して書き込まれます:
- PATH_MAX バイトより長い。
- NAME_MAX バイトより長いあらゆる構成要素を含んでいます。 ( NAME_MAX の値は、基本的なファイルシステムに依存します。)
- 検索可能でないディレクトリの構成要素を含んでいます。
pathname 引数が存在しない構成要素を含んでいるなら、その名前で構成要素を作成できる限り、それは、エラーと見なされません。
オプションは、次の通りです:
- -p
-
指定された
pathname 引数で移植性のチェックを実行します。診断メッセージは、次の各引数に対して書き込まれます:
- _POSIX_PATH_MAX (255) バイトより長い。
- _POSIX_NAME_MAX (14) バイトより長い構成要素を含んでいます。
- 移植性のあるファイル名の文字セット (すなわち、英数字文字、‘
.
’, ‘-
’と‘_
’) でない、いくつかの文字を含んでいます。構成要素は、ハイフン (‘-
’) 文字で始まりません。
- -P
-
デフォルトまたは
-p チェックに加えて、次の各引数のための診断を書き込みます:
- 空です。
- ハイフンで始まる構成要素を含んでいます。
終了ステータス
The pathchk utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.使用例
現在のディレクトリのファイルの名前が、他の POSIX システムに移植できるかどうかをチェックします:
find . -exec pathchk -p -- {} +
規格
pathchk ユーティリティは、 IEEE Std 1003.1-2001 (“POSIX.1”) に適合しています。歴史
pathchk ユーティリティは、 FreeBSD 5.0 で登場しました。May 1, 2010 | FreeBSD |