LP(1) |
FreeBSD General Commands Manual |
LP(1) |
名称
lp —
プリントスプーラのフロントエンド
書式
lp |
[ -cs][ -o option][ -d printer][ -n num][ name ...] |
解説
lp ユーティリティは、 IEEE Std 1003.2 (“POSIX.2”) 規格によって必要とされるプリントスプーラのフロントエンドです。それは、効率的に適切な一式の引数を付けて
lpr(1) を起動します。
それは、一般的に、あて先のプリンタで指定されたファイルを印刷します。
次のオプションが利用可能です:
-
-c
-
入力ファイルのいずれも、さらなるアクセスがもはや必要とされなくなった後のみ、
lp コマンドを終了します。その後、アプリケーションは、出力操作に影響することなく、安全にファイルを削除するか、または修正することができます。
-
-d
dest
-
特定のプリンタを指定します。
-d がコマンド行に与えられないなら、環境変数
LPDEST または
PRINTER (この優先順序で) の内容は、あて先のプリンタとして解釈されます。
-
-m
-
完了したとき、メールを送信します。
-
-n
num
-
指定されたファイルの各々の
num 部のコピーが印刷されることを指定します。
-
-o
option
-
プリンタ特有のオプション。 SVR のための互換性のオプションとしてのみ提供され、サポートされていません。
-
-s
-
寡黙な操作。 Version 2 of the Single UNIX Specification (“SUSv2”) のための互換性のオプションとしてのみ提供され、サポートされていません。
-
-t
title
-
ジョブのタイトルを
title に設定します。
環境変数
上に記述されたように、変数
LPDEST と
PRINTER は、あて先のプリンタを選択するために調べられます。
規格
lp コマンドは、 IEEE Std 1003.2 (“POSIX.2”) 規格に適合するはずです。
作者
この
lp コマンドの実装は、
Jörg Wunsch によって書かれました。
バグ
IEEE Std 1003.2 (“POSIX.2”) 規格は、テキストでないファイルを印刷する手段を提供していません。それは、合理的な行の長さと印刷可能文字に制限されているキストファイルであるファイルが印刷されることを多少必要とします。