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GETENT(1)
GETENT(1) FreeBSD General Commands Manual GETENT(1)

名称

getent管理データベースからエントリを取得する

書式

getent database [ key ...]

解説

getent ユーティリティは、 nsswitch.conf(5) で指定された検索順序を使用して、 database で指定された管理データベースから、エントリを検索して、表示します。与えられた database の表示形式は、そのデータベースのための“伝統的な”ファイル形式に従います。

database 引数は、次の 1 つを指定できます:

データベース 表示形式
ethers address name
group group:passwd:gid:[member[,member]...]
hosts address name [alias ...]
networks name network [alias ...]
passwd user:passwd:uid:gid:gecos:home_dir:shell
protocols name protocol [alias ...]
rpc name number [alias ...]
services name port/protocol [alias ...]
shells /path/to/shell
utmpx [time] type: properties

1 つ以上の key 引数が提供されるなら、それらは、適切な関数を使用して database で検索されます。例えば、“ passwd”は数値 UID またはユーザ名をサポートします。“ hosts”は、IPv4 アドレス、IPv6 アドレス、またはホスト名をサポートします。そして、“ services”は、サービス名、サービス名/プロトコル名、数値ポート、または数値ポート/プロトコル名をサポートします。

key が提供されないで、 database が列挙をサポートするなら、 database のためのすべてのエントリは、適切な列挙関数を使用して検索され、印刷 (表示) されます。

終了ステータス

getent ユーティリティは、成功すれば 0 で、コマンド構文にエラーがあったなら、1 で、指定されたキーの名前の 1 つが、 database で見つからないなら、2 で、または database で列挙のサポートがないなら、3 で終了します。

歴史

getent コマンドは、 NetBSD 3.0 で登場し、 FreeBSD 7.0 に取り込まれました。それは Solaris と Linux の同じ名前のコマンドに基づいています。
August 24, 2005 FreeBSD