GCORE(1) |
FreeBSD General Commands Manual |
GCORE(1) |
名称
gcore —
実行しているプロセスのコアイメージを取得する
書式
gcore |
[ -f][ -s][ -c core][ executable] pid |
解説
gcore ユーティリティは、
gdb(1) での使用に適している、指定されたプロセスのコアイメージを作成します。デフォルトで、コアは、ファイル“
core.<pid>”に書き込まれます。プロセスの識別子
pid は、コマンド行で与えられなければなりません。
オプションは、次の通りです:
-
-c
-
“
core.<pid>”の代わりに、指定されたファイルにコアファイルを書き込みます。
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-f
-
不正な形式のダンプ不可能なセグメントだけを除いて、すべての利用可能なセグメントをダンプします。デフォルトの呼び出しと違って、このフラグは、デバイスのトランザクションの状態を無効にするか、または他の予想外の振る舞いの引き金となるデバイスのマップをダンプします。結果として、このフラグは、アプリケーションとマップされているあらゆるデバイスの振る舞いが完全に理解され、あらゆる副作用を制御するか、または容認することがでるときのみ使用されるべきです。
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-s
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コアイメージを集める間にプロセスを停止し、終了したとき、再開します。これは、結果のコアダンプが一貫性のある状態になるということを保証します。そのプロセスは、たとえ既に停止されていたとしても、再開されます。手動で
kill(1) を行なうことで同じ結果を達成することができます。
歴史
gcore ユーティリティは、
4.2BSD で登場しました。
バグ
ptrace(2) の使用法のために、
gcore は、
truss(1) または
gdb(1) で活発に調査されているプロセスで動作しないかもしれません。さらに、割り込み可能なスリープは、EINTR で終了するかもしれません。
gcore ユーティリティは、オリジナルの 4.2BSD バージョンとの互換性がありません。