FILE2C(1) | FreeBSD General Commands Manual | FILE2C(1) |
名称
file2c — ファイルを C 言語のソースに変換する書式
file2c | [ -sx][ -n count][ prefix [ suffix]] |
解説
file2c ユーティリティは、stdin (標準入力) からファイルを読み込み、その場で、各バイトを、その 10 進数または 16 進数の表現に変換し、stdout (標準出力) に書き込みます。バイト値は、コンマによって区切られます。また、これは、最後のバイト値にコンマが続かないことを意味します。デフォルトで、バイト値は、10 進数で印刷 (出力) されますが、 -x オプションが与えられるとき、値は、16 進法で印刷 (出力) されます。 -s オプションが与えられるとき、各行は、先導するタブを付けて印刷 (出力) され、各コンマは、行の最後のものを除いて空白が続きます。同じ行に 70 文字以上印刷されるなら、その行は、終了して、出力は、次の行に続きます。 -n オプションで、指定された数のバイト値が印刷された後に、改行を起こすことができます。行の長さは、もはや考慮されません。同じ行にバイト値をすべて印刷するためには、 -n オプションに負の数を与えます。
バイト値 (それぞれ) の前と後に接頭辞と接尾辞文字列を印刷することができます。接尾辞が印刷されることになっているなら、接頭辞も指定されなければなりません。最初のオプションでない単語は、接尾辞として使用されることになっている単語がオプションとして続く、接頭辞です。
このプログラムは、通常、バイナリファイルを C ソースファイルに埋め込むために使用されます。接頭辞は、配列のタイプを定義するために使用され、接尾辞は、 C の文をを終了するために使用されます。 -n, -s と -x オプションは、バイナリデータがビットマップを表わし、出力が読み込み可能で、編集可能なままである必要があるとき、役に立ちます。例えば、フォントは、このよい例です。
使用例
次のコマンドは:
date | file2c 'const char date[] = {' ',0};'
次を生成します:
const char date[] = { 83,97,116,32,74,97,110,32,50,56,32,49,54,58,50,56,58,48,53, 32,80,83,84,32,49,57,57,53,10 ,0};
March 22, 2007 | FreeBSD |