EN JA
CHGRP(1)
CHGRP(1) FreeBSD General Commands Manual CHGRP(1)

名称

chgrpグループを変更する

書式

chgrp [ -fhvx][ -R [ -H | -L | -P]] group file ...

解説

chgrp ユーティリティは、各 file オペランドによって指定されたグループ ID を group オペランドによって指定されたグループ ID に設定します。

次のオプションが、利用可能です:

-H
-R オプションとともに指定されている場合に、コマンドライン上のシンボリックリンクをたどるようになります。 (ツリー内をたどっている際中に見つけたシンボリックリンクの先は調べません。)
-L
-R オプションとともに指定された場合に、全てのシンボリックリンクをたどるようになります。
-P
-R オプションとともに指定された場合に、シンボリックリンクの先をたどらないようになります。これがデフォルトです。
-R
指定したファイル自身の代わりに、そのファイルをルートとする階層のファイルのグループ ID を変更します。
-f
使い方の間違い以外のエラーを無視し、不適切なモードに対する質問を行なわなくなります。
-h
ファイルがシンボリックリンクの場合、ポイントされるファイルではなく、リンク自身のグループ ID を変えます。
-v
chgrp を冗長にし、グループが修正されるファイルを表示させます。 -v フラグが複数回指定されると、 chgrp は、ファイル名に続けて、古い数値グループ ID と新しい数値グループ ID を表示します。
-x
ファイルシステムのマウントポイントは、だどられません。

-H, -L, -P のオプションは、 -R が指定されない限り無視されます。加えて、これらのオプションは、お互いの効果を上書きするため、コマンドの動作は、一番最後に指定されたもので決まります。

group は、ファイル (/etc/group) 中のグループ ID の数値かグループ名のどちらかです。グループ名がグループ ID の数値でもある場合、このオペランドは、グループ名とみなされます。

chgrp を実行するユーザは、指定したグループに自分が含まれかつファイルの所有者であるか、スーパユーザでなければなりません。

関連ファイル

/etc/group
グループ ID を記述したファイル。

終了ステータス

The chgrp utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.

互換性

以前のバージョンのシステムでは、シンボリックリンクには、グループは有りませんでした。

-v-x オプションは、非標準であり、スクリプト中での使用は、非推奨です。

規格

chgrp ユーティリティは、 IEEE Std 1003.2 (“POSIX.2”) 準拠するはずです。
February 21, 2010 FreeBSD