CAP_MKDB(1) | FreeBSD General Commands Manual | CAP_MKDB(1) |
名称
cap_mkdb — ケーパビリティデータベースを作成する書式
cap_mkdb | [ -b | -l][ -v][ -f outfile] file ... |
解説
cap_mkdb ユーティリティは、指定したファイルを連結して形成した getcap(3) 論理データベースから、ハッシュ化されたデータベースを作ります。データベースの名前は、先頭に指定したファイルのベース名に文字列“.db”を付け加えたものになります。 getcap(3) ルーチンの検索速度は、オリジナルのテキストファイルよりも、このデータベースのほうがずっと高速です。
ファイル内の ``tc'' エントリは、データベースにストアされる前に展開されます。
次のオプションが利用可能です:
- -b
- データベースメタデータにビッグエンディアンバイト順を使用します。
- -f outfile
- データベースのベース名として別のものを指定します。
- -l
- データベースメタデータにリトルエンディアンバイト順を使用します。
- -v
- データベース内のケーパビリティレコードの登録数を表示します。
-b と -l フラグは互いに排他的です。デフォルトのバイト順は現在のホストのバイト順です。
書式
個々のレコードは二種類の異なるキーを用いてデータベース内に格納されます。第一の形式は、キーがレコードの最初のケーパビリティ (末端のコロン (``:'') は含みません) から構成され、データフィールドがスペシャルバイトとレコードの残りの部分から構成されています。スペシャルバイトの値は、0 あるいは 1 のいずれかです。ここで 0 はレコードの状態が良好であることを、1 はレコード中に展開することができなかった ``tc'' ケーパビリティが存在することを示します。
第二の形式は、キーがレコード最初のケーパビリティの中の名前の一つで構成され、データフィールドがスペシャルバイトとレコードの最初のケーパビリティから構成されています。この場合スペシャルバイトの値は 2 です。
通常の動作においては、まずデータベースから名前を検索します。その結果得られるのは、第二の形式のキー/データ組です。このキー/データ組のデータフィールドを用いて、第一の形式のキー/データ組を検索します。これが与えられた名前に対する実際のデータになります。
終了ステータス
The cap_mkdb utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.February 22, 2005 | FreeBSD |