せいさんりょうはり 02 せいさんりょうはり
聖三稜玻璃 02 聖三稜玻璃

冒頭文

太陽は神々の蜜である天涯は梁木である空はその梁木にかかる蜂の巣である輝く空氣はその蜂の卵である。      Chandogya Upa. Ⅲ Ⅰ. Ⅰ. こゝは天上で粉雪がふつてゐる……生きてゐる陰影わたしは雪のなかに跪いてその銀の手をなめてゐる。 囈語 竊盜金魚強盜喇叭恐喝胡弓賭博ねこ詐欺更紗涜職天鵞絨(びらうど)姦淫林檎傷害雲雀(ひばり)殺人ちゆりつぷ墮胎陰影騷擾ゆき放火まるめろ誘

文字遣い

旧字旧仮名

初出

底本

  • 山村暮鳥全集 第一巻
  • 筑摩書房
  • 1989(平成元)年6月9日