おぐまひでおぜんしゅう-08 ししゅう(7)れんあいしへん
小熊秀雄全集-08 詩集(7)恋愛詩篇

冒頭文

●目次最初の微笑と最初の手谷の上美しい血を何処に流さう愛と閑暇愛の一刀両断女の強さを愛してゐる愛は潜水艇のやうに秋の詩労働の中の愛愛の出稼人あなたの寂寥に答へて林の中で夕星の歌両性の上の貪慾者愛に休息があるか ——或る女へ——ゴシップに就いて最初の微笑と最初の手知つてゐるかどうか、あなたの最初の微笑がどんなに私の心を撃つたかといふことを、わたしとあなたの初対面の日、あなたが瞬間の微笑を、明るい眼で

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 新版・小熊秀雄全集第1巻
  • 創樹社
  • 1990(平成3)年11月15日