おぐまひでおぜんしゅう-05 ししゅう(4)おぐまひでおししゅう2
小熊秀雄全集-05 詩集(4)小熊秀雄詩集2

冒頭文

IV孤独の超特急触れてくれるな、さはつてくれるな、静かにしてをいてくれ、この世界一脆い私といふ器物に、批評もいらなければ親切な介添(かいぞへ)もいらない、やさしい忠告も元気な煽動も、すべてがいらないのがれることのできない夜がやつてきたとき私は寝なければならないから、そこまで私の夢をよごしにやつて来てくれるな、友よ、あゝ、なんといふ人なつこい世界に住んでゐながら、君も僕も仲たがひをしたがるのだらう、

文字遣い

新字旧仮名

初出

底本

  • 新版・小熊秀雄全集第2巻
  • 創樹社
  • 1990(平成2)年12月15日