おぐまひでおぜんしゅう-10 ししゅう(9)りゅうみんししゅう2 |
| 小熊秀雄全集-10 詩集(9)流民詩集2 |
冒頭文
愛情詩集痲痺から醒めよう私を可哀さうだと思つてくれるのか、そして抱擁してくれるのか、いゝ理解と、かわいゝ愛よ、政治をうしなつた青年の血みどろの焦燥を慰さめてくれる貴女たちの愛よ、女達は男の苦しみを愛で埋めようとしてゐる、文学の政治性に酔つてゐた日が去つた文学のモルヒネ患者はそろそろ薬が切れかけてし(ママ)つきりなしに、号泣と、倦怠と空白と、痲痺と、あくびの連続、わたしは知つてゐる、適宜に対手の棍棒
文字遣い
新字旧仮名
初出
底本
- 新版・小熊秀雄全集第4巻
- 創樹社
- 1991(平成3)年4月10日