うしをつないだつばきのき |
| 牛をつないだ椿の木 |
冒頭文
一 山(やま)の中(なか)の道(みち)のかたわらに、椿(つばき)の若木(わかぎ)がありました。牛曳(うしひ)きの利助(りすけ)さんは、それに牛(うし)をつなぎました。 人力曳(じんりきひ)きの海蔵(かいぞう)さんも、椿(つばき)の根本(ねもと)へ人力車(じんりきしゃ)をおきました。人力車(じんりきしゃ)は牛(うし)ではないから、つないでおかなくってもよかったのです。 そこで、利助(りすけ)
文字遣い
新字新仮名
初出
「少國民文化」1943(昭和18)年6月
底本
- 少年少女日本文学館第十五巻 ごんぎつね・夕鶴
- 講談社
- 1986(昭和61)年4月18日