ほしのくんのにるいだ
星野くんの二塁打

冒頭文

一 当たりそこないの飛球(ひきゅう)が、ふらふらと遊撃手(ゆうげきしゅ)の頭上をこえていった。左翼手(さよくしゅ)が、もうれつないきおいでつっこんできた。だが、球は、その一メートルばかりまえにポトリと落ちた。 R(アール)町の応援団(おうえんだん)は、「わあっ。」と、わきたった。 まったく、ひろいもののヒットである。 R(アール)町の少年野球団(やきゅうだん)、R(アール)クラブは、

文字遣い

新字新仮名

初出

「少年 第2巻第8・9号」光文社、1947(昭和22)年8月1日

底本

  • 新版・星野くんの二塁打
  • 大日本図書
  • 1988(昭和63)年1月31日