はるおへんけん
春夫偏見

冒頭文

◇少し何うも「文藝家の生活を論ず」は、得意のもので無さすぎる。餘り無さすぎて、私はそれを正すのに大して興味をもたないが、彼の名を信じて、このまゝこれを正義とする人があつたなら、その人は不幸であると思ふから、いかに支離滅裂であるかといふ事だけを手短かに書いてをく。それは救はれそうにもない春夫氏にでは無く——小部分でもあの論に賛成した人に對してゞある。 ◇一は四五人の作家の稿料が高すぎるからもつと減じ

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「文藝春秋 第四年 第十號」文藝春秋社、1926(大正15)年10月1日

底本

  • 文藝春秋 第四年 第十號
  • 文藝春秋社
  • 1926(大正15)年10月1日