こちょうげつめいしゅう 01 げつめいにしょう
古調月明集 01 月明二章

冒頭文

春 鶯(うぐひす)眠(ねむ)る花楮(はなかうぞ)月(つき)は翁(おきな)の面(めん)のうへ皷(つづみ)うてうておもしろく春(はる)はふたたび花楮(はなかうぞ) 秋 秋(あき)はほのかに寢(ね)ざめしてあはれと思(おも)ふ幾夜(いくよ)さぞとすれば白(しろ)う吹(ふ)き立(た)ちて月夜(つきよ)の風(かぜ)も消(き)えゆけり

文字遣い

旧字旧仮名

初出

「古調月明集」昭森社、1940(昭和15)年9月10日

底本

  • 古調月明集
  • 昭森社
  • 1940(昭和15)年9月10日