とわだこ |
| 十和田湖 |
冒頭文
一 「さて何(ど)うも一方(かた)ならぬ御厚情(ごこうじやう)に預(あづか)り、少(すくな)からぬ御苦労(ごくらう)を掛(か)けました。道中(だうちう)にも旅店(はたご)にも、我儘(わがまゝ)ばかり申(まを)して、今更(いまさら)お恥(はづか)しう存(ぞん)じます、しかし俥(くるま)、駕籠(かご)……また夏座敷(なつざしき)だと申(まを)すのに、火鉢(ひばち)に火(ひ)をかんかん……で、鉄瓶(てつ
文字遣い
新字旧仮名
初出
「東京日日新聞 朝刊第一八三五一号〜第一八三五九号」東京日日新聞社、1927(昭和2)年10月1日〜9日<br>「大阪毎日新聞 夕刊第一五九五〇号〜第一五九五三号、第一五九五五号〜第一五九五九号」大阪毎日新聞社、1927(昭和2)年10月13日〜16日、18日〜22日
底本
- 新編 泉鏡花集 第十巻
- 岩波書店
- 2004(平成16)年4月23日