へんしゅうだより (せんきゅうひゃくじゅうごねんくがつごう) |
| 編輯だより (一九一五年九月号) |
冒頭文
□種々なうはさに幾分不安をお感じになつた方が読者の間にも多少あつたことゝ思ひます。けれども、どんなことがあつても永久に廃刊するなどいふことはしたくないと私自身は思つてゐます。少々位の困難はもとより覚悟の前ですから何でもないことです。□今月号から日月社の安藤枯山(こざん)氏の御厚意で私の留守中丈(だ)け雑務をとつて下さることになりました。多事ながら面倒なことをお引きうけ下すつた御厚意を深く感謝いたし
文字遣い
新字旧仮名
初出
「青鞜 第五巻第八号」1915(大正4)年9月号
底本
- 定本 伊藤野枝全集 第二巻 評論・随筆・書簡1――『青鞜』の時代
- 學藝書林
- 2000(平成12)年5月31日