へんしゅうしつより (せんきゅうひゃくねんじゅうよねんいちがつごう)
編輯室より (一九一四年一月号)

冒頭文

□「武者小路(むしゃのこうじ)氏に」 十二月号白樺の誌上で私が「世間知らず」を軽蔑してゐるさうだとのことをお書きになつたのを拝見して私は本当に意外に存じました。本当に心外に思ひます。 私は他人の作品に対して無暗(むやみ)とさう軽蔑したり悪く云つたりしたことは御座いません。何時でも私は自分で創作するときの気持や何かに思ひ合はせては他人のものを読んだり批評したりする時にはどんな小さなつまらないものに

文字遣い

新字旧仮名

初出

「青鞜 第四巻第一号」1914(大正3)年1月号

底本

  • 定本 伊藤野枝全集 第二巻 評論・随筆・書簡1――『青鞜』の時代
  • 學藝書林
  • 2000(平成12)年5月31日