へんしゅうしつより (せんきゅうひゃくじゅうさんねんろくがつごう)
編輯室より (一九一三年六月号)

冒頭文

□五月の第一日曜日に茶話会を開きましたが事務所にお集り下すつたのは、内部の四人をのぞく他、多賀さんが一寸(ちょっと)ゐらして下すつたのと岩野さんきりでした。これから一々おしらせ致しませんが 毎週金曜日の他、毎月第一日曜日になるべく御都合の出来る方はゐらして下さいまし。□四月二十六日附の福島の消印のある封書が二十八日に事務所に一通まひ込みました。宛名は事務所内岩野清伊藤野枝他二名行としてありました。

文字遣い

新字旧仮名

初出

「青鞜 第三巻第六号」1913(大正2)年6月号

底本

  • 定本 伊藤野枝全集 第二巻 評論・随筆・書簡1――『青鞜』の時代
  • 學藝書林
  • 2000(平成12)年5月31日