ヨブきこうえん
ヨブ記講演

冒頭文

第一講 ヨブ記はいかなる書であるか ◯ヨブ記の発端は一章、二章にして、十九章がその絶頂たり、それより下りて四十二章を以(もっ)て終尾となす。しかしこの四つの章を読みしのみにては足らず、その間に挟(はさ)まる各章を読むは、あたかも昇路(のぼりみち)及び降路(くだりみち)において金銀宝玉を拾うが如(ごと)くである。故(ゆえ)に四十二章全部を心に留めねばならぬのである。◯注意すべきはヨブ記の聖書における

文字遣い

新字新仮名

初出

丸の内の大日本私立衛生会館における内村聖書研究会においてのヨブ記講義、1920(大正9)年4月25日~6月27日、9月12日~10月10日、10月24日、11月21日、12月19日

底本

  • ヨブ記講演
  • 岩波文庫、岩波書店
  • 2014(平成26)年5月16日