マルおよびムレについて
マル及ムレについて

冒頭文

本稿は昭和十一年十一月十五日霧の旅会で催した集会の席上に於て述べたもので、謂(い)わば私の物ずきな地名穿鑿(せんさく)の際にふと思い付いた考(かんがえ)に過ぎないのであるが、山名や地名などを考証する場合、時としてはこうした方面も考慮に入れて然(しか)る可(べ)きではあるまいかと思うので、本誌に掲載して読者の一粲(いっさん)を博することにした、何かの御参考ともなれば幸(さいわい)である。『甲斐国志』

文字遣い

新字新仮名

初出

「霧の旅」1937(昭和12)年3月

底本

  • 山の憶い出 下
  • 平凡社ライブラリー、平凡社
  • 1999(平成11)年7月15日